小型犬を迎える際に必要なものと費用について解説のご紹介

公開日:2025/05/13 最終更新日:2025/05/19

はじめに

犬を迎える際には、どこから迎えるか、また犬種によって費用が変わるという前提があります。

たとえば、ペットショップではワンちゃんの生体価格に幅があり、見た目の良さや年齢の若さ、基礎疾患の有無などによって価格が上がる傾向があります。

一方で、保護施設から迎え入れる場合は、里親探しが目的となることが多く、ワンちゃん自体に値段はつかず、治療費やワクチン代などの実費負担が必要となるケースがほとんどです。

今回は、一般的なペットショップから迎えるケースに焦点を当てて、必要なものや費用について解説します。
※生体価格は幅がありますが、ここでは15万円を想定しています。
(参考:一般社団法人ペットフード協会「令和5年(2023年)全国犬猫飼育実態調査」)

迎える際に必要なもの


ワンちゃんを迎えるにあたって必要なアイテムは、以下のとおりです。

  • ドッグフード・おやつ
  • サークル(ケージ)、クレート
  • トイレシーツ・トレー
  • おもちゃ、ベッド、ボウル×2
  • ブラッシング用品

子犬の場合、ワクチン接種が完了していないと散歩はできませんが、リードや首輪は家の中で慣らすこともできるので、先に用意しておくと安心です。

また、足腰が弱い犬種の場合は、滑り止めマットや転落防止柵の設置も検討しましょう。

  • リード
  • 首輪(カラー)
  • フードポーチ(しつけや散歩時に便利)

そのほか、以下の項目も忘れずに準備しましょう。

  • ワクチン接種(狂犬病ワクチンは義務
  • 犬の登録(義務)
  • ペット保険(任意)

登録すると交付される「鑑札」には登録番号などが記載され、迷子時の身元確認に役立ちます。マイクロチップがすでに装着されている場合、鑑札の代わりになります。

ペット保険は任意ですが、万が一の通院や手術に備えるためにも、加入を検討する価値があります。

費用について


必要な物の費用は、ブランドや素材によって異なります。
以下は一般的な費用の目安です。

  • ドッグフード(1カ月分):3,000円
  • おやつ:1,000円
  • サークル(ケージ):5,000円~1万円
  • クレート:3,000円
  • トイレシーツ:1,000円
  • トイレトレー:2,000円
  • おもちゃ:1,000円
  • ボウル×2:1,000円~2,000円
  • ベッド:3,000円
  • ブラッシング用品:1,500円
  • リード:1,500円
  • 首輪(カラー):1,000円
  • フードポーチ:1,000円
  • 狂犬病ワクチン:3,000円
  • 混合ワクチン(6種):7,000円
  • フィラリアワクチン:7,000円
  • 登録:3,000円
  • ペット保険(任意):1,300円~8,600円

合計:45,000円~56,000円
ここに生体価格(約15万円)を加えると、約20万円程度となります。

※犬種や年齢によって異なりますので、あくまでも参考としてご覧ください。

1カ月・年間・生涯費用は?

一般社団法人ペットフード協会の令和6年(2024年)全国犬猫飼育実態調査によると、小型犬1頭あたりの1カ月の支出額は13,175円
これを年間に換算すると約158,000円、生涯(平均寿命を想定)では2,726,508円が必要とされています。

まとめ


小型犬を迎える際には、生活用品・散歩用品・登録やワクチンなど、事前に用意しておくべきものがたくさんあります。

初期費用としては約20万円
その後も毎月1万3千円前後
生涯では270万円以上の費用がかかる見込みです。

飼い始める前に、しっかりと準備と計画を立て、ワンちゃんと快適な生活をスタートさせましょう。

Related Post

おすすめ関連記事