
愛犬が病気でもないのに、なんだか元気がない、体調がすぐれない…。
そんな様子を見ると、飼い主さんとしてはとても心配になりますよね。明確な原因が分からないと、どうしてあげたらいいのか不安になることもあるかもしれません。
そんなとき、毎日何気なく与えている「ドッグフード」が、実は体調不良のきっかけになっている可能性もあります。
この記事では、犬の体調不良とドッグフードの関係について、解説していきます。
CONTENTS
ドッグフードによって起こる体調不良の症状
ドッグフードが体に合っていない場合、以下のような症状が見られることがあります。
・下痢や便秘
・嘔吐
・皮膚のかゆみや赤み
・元気がない、いつもよりおとなしい
これらの症状は一時的なものに見えるかもしれませんが、毎日の食事が原因になっていることもあるため、しっかり観察してあげましょう。
ドッグフードによって体調を崩す原因①:原材料や添加物
ドッグフードによって体調を崩す原因として、いくつか挙げられます。
アレルギー
ドッグフードに含まれる小麦や乳製品、特定の肉類などに対して、体がアレルギー反応を起こしてしまうことがあります。
かゆみや下痢、嘔吐といった症状が続く場合は、一度かかりつけの動物病院で相談してみると安心です。
添加物
着色料や保存料などの添加物が体に合わず、過敏に反応してしまう子もいます。
なるべく無添加や、素材が明確なフードを選んであげると安心です。
消化に負担のある原材料
消化が難しい原材料(例:小麦やグルテン)も、体に負担をかけてしまうことがあります。
お腹が弱い子には、消化にやさしい原材料を使ったフードを選んであげましょう。
ドッグフードによって体調を崩す原因②:切り替えのタイミングや方法
「体にやさしいフードに変えたのに、逆に調子が悪くなった」
そんなときは、切り替え方法に原因があるかもしれません。
ドッグフードを切り替えるときは、いきなり全部を新しいフードにするのではなく、少しずつ慣らしていくのがポイントです。
1日目は数粒からはじめ、10〜14日ほどかけてゆっくり切り替えるのが理想です。
急な変化は、愛犬の腸内環境に負担をかけ、下痢や嘔吐の原因にもなるので、焦らず丁寧に切り替えてあげましょう。
ドッグフードによって体調を崩す原因③:フードの保存状態
「前は元気に食べていたのに、最近なんだか調子が悪そう」
そんなときは、フードの保存状態にも目を向けてみてください。
ドッグフードは開封後、空気に触れることで酸化が進み、徐々に風味や品質が劣化していきます。 賞味期限内でも、開封後はなるべく早く使い切るのがおすすめです。
また、冷蔵庫に入れるのは一見良さそうに思えますが、結露で湿気を含みやすく、カビの原因になることもあります。
ドライフードの場合は、直射日光を避け、常温保存するのが理想です。
まとめ
食事は、毎日の健康を支えるとても大切な要素です。
アレルギーや消化不良、保存状態など、ドッグフードが体調不良の原因になっていることもあります。
「なんだかいつもと違うな」と思ったときは、フードにも目を向けてみてください。
そして、必要があれば獣医さんに相談することをおすすめします。