
小型犬はその可愛らしい姿と性格から多くの飼い主に愛されていますが、実は小型犬特有の病気もあります。
特に、小型犬は体が小さく、病気の兆候に気づくのが遅くなることが多いです。
早期発見や予防が大切ですので、今回は小型犬に多い病気3選を解説します。
小型犬に多い病気①:膝蓋骨脱臼(パテラ)
膝蓋骨脱臼(パテラ)は、小型犬に非常に多い病気で、膝のお皿が本来の位置からずれてしまう状態です。
軽度のものから、進行すると歩行が困難になることもあります。
- 膝のお皿が外れることで痛みや歩きづらさが生じる
- 小型犬特有で、体重や遺伝的要因が関係している
- 初期症状はわかりにくいが、後ろ足を引きずるような仕草が見られることがある
予防法と対策
日常的に関節を守るため、無理な運動を避け、体重を管理することが重要です。滑りにくい床やクッションの使用も有効です。
小型犬に多い病気②:僧帽弁閉鎖不全症
僧帽弁閉鎖不全症は、心臓に関わる病気で、心臓の僧帽弁がうまく閉じず、血液が逆流してしまいます。
この病気は特に高齢の小型犬に多く、進行すると心不全に至ることもあります。
- 最初は軽い咳や運動後の疲れやすさが見られる
- 進行すると呼吸が荒くなる、食欲が落ちることがある
- 早期発見が鍵。定期的な健康チェックが重要
予防法と対策
僧帽弁閉鎖不全症は早期に気づくことが重要です。心臓の健康を守るためには定期的な健康診断や、獣医師のアドバイスを受けながら適切な生活環境を作りましょう。
小型犬に多い病気③:歯周病
歯周病は、歯の周りに細菌が溜まり、歯茎が炎症を起こす病気です。
初期症状はほとんど感じられませんが、進行すると歯が抜け落ちたり、口臭が強くなることがあります。
- 食べ物の残りかすや細菌が原因で歯茎に炎症が起こる
- 進行すると、心臓病など他の疾患の原因になることも
- 小型犬は歯が密集しているため、特に注意が必要
予防法と対策
歯磨きやデンタルケア製品を使って、日々のケアを怠らないことが大切です。