
獣医療の進歩や飼い主さんの健康意識の高まりにより、犬の寿命は年々延びています。
ですが、長く一緒にいられるようになった今こそ、「その時間をどう過ごすか」がより大切になってきました。
本記事では、犬の寿命の傾向や、年齢を人に換算した場合の目安、そして飼い主さんができる健康ケアについて、解説します。
年々伸びている犬の寿命
一般社団法人ペットフード協会の「令和6年(2024)全国犬猫飼育実態調査」によると、
犬の平均寿命は以下のようになっています。
超小型犬:15.13歳
小型犬:14.78歳
中・大型犬:14.37歳
これは2010年と比べて約1歳も寿命が延びており、特に室内飼育の普及や、食事・医療・ケアの質が高まったことが影響していると考えられます。
また、かつては「ペット」という枠で見られていた犬たちも、今では「家族の一員」として迎えられることが多くなり、より愛情深いお世話がされていることも、寿命延伸の背景にあるのかもしれません。
犬の年齢を人に換算したら?
犬は人間よりも成長が早く、年齢を重ねるスピードもずっと速いです。
以下は人の年齢に換算した際の一例です。
大型犬では5歳、小型犬・中型犬は7歳くらいを過ぎる頃からシニア期に入ります。
年齢に応じたケアが必要になる理由がよくわかりますね。
寿命に関わるポイント
寿命を延ばすためには毎日の積み重ねがとても大切です。
愛犬の健康寿命をのばすためには、以下のポイントを意識しましょう。
栄養バランスの取れた食事
ライフステージや体質に合ったフードを選ぶことで、体への負担を減らせます。
適度な運動と体重管理
肥満は万病のもと。散歩や遊びで筋肉を保ち、ストレス発散にもつながります。
定期的な健康チェック
年1〜2回の健康診断、ワクチン接種、フィラリア・ノミダニ予防は必須です。
ストレスの少ない生活
飼い主さんとのふれあい、安心できる住環境は心の健康に直結します。
まとめ
愛犬と過ごせる時間は、思っている以上にあっという間です。
ですが、食事や暮らしを見直すだけで、もっと元気に、もっと長く一緒にいられるかもしれません。
日々の小さな選択が、未来の大きな違いになります。