犬の年齢に合わせた食事のポイントについて解説のご紹介

公開日:2025/04/22 最終更新日:2025/04/23

ドッグフードにはライフステージ(年齢)ごとに分かれたタイプが多くありますが、つい間違って、子犬用のものを成犬やシニア犬に与えてしまっていませんか?

実は、それはあまり良くないことなのです。

今回は、犬の年齢に応じた食事の選び方とポイントについて、解説していきます。

子犬期(〜1歳)

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子犬期は、犬のライフステージの中で最も多くの栄養を必要とする時期です。
そのため、子犬用のドッグフードは、高たんぱく・高カロリーで、筋肉や骨の発達に必要な栄養素が豊富に含まれています。

また、まだ消化器官が未発達なため、消化しやすいフードがおすすめです。

食事回数は、1日3〜4回が目安です。

なお、子犬用の栄養価の高いフードを成犬やシニア犬に継続的に与えると、肥満や健康リスクが高まる可能性があります。愛犬の年齢に合ったフードを選ぶようにしましょう。

成犬期(1歳〜7歳)

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成犬期は「維持期」とも呼ばれ、健康的な体型や筋肉・骨をキープするための食事が大切です。

活動量に応じて、摂取カロリーを調整する必要があり、バランスの良いたんぱく質・脂質・ビタミンなどが配合されたフードをを選ぶことをおすすめします。

シニア期(7歳〜)

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シニア期に入ると、代謝が低下し、運動量も減ってきます。そのため、カロリーは控えめにしつつ、栄養バランスに配慮したフードが必要です。

関節や消化器のサポート、免疫力維持のためのサプリメント成分(グルコサミンやオメガ脂肪酸など)が配合されたフードもおすすめです。

また、腎臓の機能も低下しやすいため、量より質を重視したたんぱく質を摂るよう心がけましょう。

※年齢は犬種や個体差によって前後することがあります。

ライフステージ以外で気をつけたいポイント

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年齢はあくまで目安であり、実際の体調や体型に合わせて食事を調整することが大切です。
たとえば:

  • 腎臓病の場合 :たんぱく質を控えめに
  • 関節のトラブルがある場合:グルコサミン配合のフードへ
  • 肥満気味の場合: 低脂質・低カロリーの食事へ
  • 妊娠・授乳中の場合: 高エネルギー・高栄養価の食事に切り替え

毎日の様子をよく観察し、変化があればフードを見直すようにしましょう。

まとめ

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犬も人間と同じように、年齢によって必要な栄養や食べる量が変化していきます。

愛犬の健康は、飼い主さんが与える「食事」に大きく左右されます。
いつまでも元気で過ごせるよう、年齢や体調に合ったフード選びを心がけましょう。

迷ったときは、獣医師やペット栄養の専門家に相談することをおすすめします。

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